• 2006.05.13 Saturday
  • 731

731 ジャーナリスト、青木冨貴子さんによる関東軍防疫給水部、通称「731部隊」をめぐるドキュメント。


 「731部隊」といえば、森村誠一氏の小説「悪魔の飽食」で実際に行われていた無惨な人体実験の詳細をあばいて部隊の存在を広めたが、この本では日本が敗戦し、終戦後から極東国際軍事裁判(東京裁判)前後の日・米・ソ連政府の動きを、部隊長だった石井四郎が書いた「終戦ノート」を軸に追いかける。
このノートが見つかったのは本当に奇跡的なことで、これまで石井直筆のものはあまり見つかっていなかっただけに、歴史的にも貴重な資料といえる。


 東京裁判では、第40代内閣総理大臣・東条英機など日本の戦前・戦中の軍事指導者らを勝戦国であるアメリカを中心に11カ国から選ばれた判事らが裁いたが、石井四郎はじめ731部隊の主要な人物らは裁かれるどころか、名前すら出てこなかった。これはソ連・アメリカが細菌戦に関する研究素材として731の情報を欲したため、裁判にださないことを条件に「かくまった」ことが原因とされるのは有名な話。この本ではさらにどのような情報戦があったのか、また「731部隊内で起こったことは墓まで持って行け」と石井に厳命されていた部隊員たちがどのようにして尋問で真実を語り出したのか、というのを書き出している。


 てっきりこのノートには、人体実験の詳細などが書かれていると思っていたので、内容を読んだときには少しひょうしぬけしたのが正直なところ。なので人体実験の陰惨さを知りたいと思う読者には向かない。石井家の1日の食量やお金の入支出までも詳細に書かれているが、会食した相手などが書かれたメモもあり、見逃せない。
 私は森村氏の小説で731部隊を知ったクチなので、石井はとても陰惨で暴力的、絶対的な悪のシンボルという印象が強い。なのでこの本では石井の狄祐屬蕕靴き畧格の1面を知った気がした。


 ただ、部隊内の「一九人の医者による(人体実験)リポート」なるものが存在し、未だに全文が発見されておらず、日本に返還したといわれているのに日本政府は「知らない」という返答を出している。実はこれが、731部隊をとりまく闇を説く1番のキーポイントじゃないかと思う。


 本の後半からは石井ら部隊員とGHQ、ソ連のかけひきはなんだがビジネスをしているように見える。しかしそれは隊員にとっては命と名誉をかけた死にものぐるいのものだ。
 脅し、なだめ、ゆさぶってくるアメリカ・ソ連。そして敗戦国、日本。
 当時も今も、置かれている日本の立場はあんまり変わらんなあと思えて仕方がない。 

男はかゆい! 誕生日の今日。1番にお祝い電話をくれたのは、おじ。
留守番電話には「誕生日おめっとう〜。時計いるかあ」のみ。


N「電話ありがとう」
お「おお〜誕生日おめっとう。時計いるかあ〜」
N「何の時計?」
お「フランク・ミュラー」
N「…にせもんやろ?」
お「おお!もちろんや(威張り気味)」
N「…ええわ…にせもんやのに…」
お「何言うとんねん!(なぜか怒られる)。
  何がほしいねん。金か!」
N「うん」
お「でもおまえに貸してた金あったやろー。奈良まで酔っぱらって電車で乗り越したとき、タクで帰ってきたときのタク代…」
N「…何年前の話やのんな!(6〜7年前。キレる)返したやんか!!!」
お「いいや。か・え・し・て・も・ら・っ・て・な・い!(ムカツク強調)
  じゃ,
それを誕生日プレゼントとしてちゃらにしたるわ〜」
N「…(あきれて無言)」


お金ないんやったら、ないって言え!
電話を切った瞬間はムカムカしていましたが、時間がたつと笑えてきて「まあええか」と。
笑いの時間を贈ってもらったということで。



写真は電車で見つけた広告。
はっきり言えるのは男性ならでは?

メタリカ 「メタル」というジャンルの音楽をメジャーに引き上げた立て役者であり、今も活躍し続けるバンド、メタリカのドキュメントムービー。
 彼らに3年間密着して撮られたフィルムの始まりは、14年間在籍したベース、ジェイソン・ニューステッドの脱退後から始まる。

 アルバム「セイント・アンガー」レコーディング中にボーカル、ジェイムズ・ヘッドフィールドがアルコ−ル依存症の治療のため抜け出し、それから1年後に再開されるもメンバー間のいざこざ、ケンカ、いらだちは常に絶えない。その姿は20年バンド活動を続けてきた人たちとは思えない。でもなんとか再生しようと、セラピストを介在させたりしてふんばる姿を隠すことなく見せる。
 広大な牧場を所有するギターのカーク・ハメット。バスキアなど有名アーティストの絵を何枚も家に持ち、それを豪邸に飾るドラムのラーズ・ウルリッヒ。世界で人気のスーパースターのこんな生活が垣間見えるのに、この映画で見る彼らがとても近い存在に思えるのは、その赤裸々な様子を見ているからかもしれない。


 私が1番心打たれたのは、治療から戻ってきたジェイムズの顔つきの違いと、自分の弱点と素直に向き合っている姿だった。お酒に逃げる心の弱さをしっかりと認めて話す様子は辛そうだけどもどこかおだやかで芯の強さを感じる。自身の弱さを認めることは本当に強くなることなんだということを教えてくれた。


 バンドの物語ではなく「メタリカ家」という家族の物語として、興味のない人にもぜひ見てほしい映画です。


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