年月が沁みる

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    ミケ

    昨日は阪神大震災から16年目の日でした。

    幸い私は大阪に住んでいたこともあり、震災後も何も困ることはなく生活できました。

    少しでもこの震災に関わっている近畿圏の住人はこの日を忘れてはいけないと思いつつも、被災地から離れていた私は、やはりあのときのことを思い出すことに「あのときはこうやった…よな」と首をかしげるようになってきました。


    そんな薄れていく記憶の中、覚えている我が家の震災の出来事の1つに、愛猫・ミケのことがあります。

    まだ子供だったミケが経験する初めての地面のゆれ。
    それに恐怖を抱き、それから3日間は家のどこかに隠れて一歩も出てきませんでした。

    そして4日目ぐらいから水を飲みにおそるおそる出るようになりましたが、救急車の音が聞こえるたびビクビクと小刻みに背中を動かしておびえている姿を思いだします。



    ミケは今年、私たちの家族にもらわれて17年目になります。

    昨年末に右奥の歯が抜けおち、それからごはんも食べれずにげっそりとやせはじめました。

    そして今年、口腔内のガンと診断されました。

    食べれないことでますます痩せているのですが、でも「食べたい」という意欲はある。

    母が租借した豆腐を飲み込んでいるのですが、それでも歯にその物があたると激痛を感じるようで、残りの歯を取ろうと顔をつめでひっかいてしまいます。

    そのつめは、元々あまり調子のよくなかった自らの右目を痛めつけてしまい、白内障になりました。


    ミケの中での私たち家族の役割がきまっています。

    遊んでくれる人・たまに怖い人は父。毎日一緒にいて、ご飯をくれる重要な人は母。

    とっても好きな人は弟。たまに顔を見る、いちおうこの家の関係者かと思っている人は私。


    こんな私でもミケは私を見ると匂いをかぎにきて、たまに立っていると足元にさらっと身体をぶつけるようにすりよせてきたりもしてくれました。


    無意識の赤ん坊から父と母に育てられているため、その環境が当たり前になってしまっていて「家族」という存在や意味、大切さを実感しようと思えばとても時間がかかります。

    しかしミケを見ていると、家族とは一体何で、どのように形成されていくのかが少しだけわかるような気がしました。

    ミケが赤ん坊という役割を担って、その育っていく過程を子供がバーチャルで、しかも短期間で見れるからなのかもしれません。

    今月に入り、ミケは吐血を数回しているそうです。




    生物は、生まれたら死の道をひたすら歩いていくしかありません。

    その道をどう歩き、どれだけ何かを経験し、寄り道をし、感じることができるか。

    再認識させられるこのごろです。




    *写真は、歯がぬけおちてまもないころ。右の口もとが少し歪んでいて、痩せ始めたときです。


          
          
         
      
          

    のこり福が沁みる

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      新えびす


      生まれてはじめて、今宮戎のえべっさんに行きました。

      今まで行かなかった理由は2つ。


      今まで商売の神様といえば生駒山の宝山寺で、正月には店をやっていた母に連れられて必ず行っておりました。

      しかし母が現役を引退してからは近くの神社とか、相方の知り合いが警備で働いているからという理由で、その神社へ行くことが結局初詣になるなどなしくずしな感じ…。

      もう1つの理由としては33歳の厄のとき以来、あびこさんへいっているので、あんまりあちこちの神さんに頼るのもなんかなあ…と気持ち的な問題。


      とはいえ、いちおうは自分も商売をやっている身。
      「行っといたほうがええかな…近いし」とよこしまな理由も入りつつ、出向いたのです。



      のこり福とはいえ人はわんさか。

      景気よく大きな笹をふりまわし、縁起物のお飾りを選ぶ作業服姿のおっちゃんの姿を見ると「景気上げてや〜」と思ってしまいます。

      昨年、親戚の大好きな伯母が亡くなったこともあり詣でることにちょっと気も引けておりましたが、伯母ちゃんも商売人。「いいよね?」と理由をつけてお賽銭を投げてお願い。



      神社へ行くと昨年の自分はどうだったか、今年はどうしようか…と色々考えます。

      昨年よりはより良く、せめて一日を丁寧に生きたい。

      そして…





      帰ってきてからエビスビールを飲みました。

      これも縁起ものということで。

            
            
           
        
            

      路地が沁みる

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        JUGEMテーマ:日記・一般


        路地














































        路地に惹かれます。

        夜、ふらふら飲んで歩いていても、路地があるとふいっと入りたくなる。

        本道からそれた路地というのは、今たっている場所とは別の世界の入り口のような、そんなあやしい雰囲気がある気がしてならないのです。

        そして入ると本道にはない静寂と、こうこうと照らされている本道にはない「闇」が怖さと同時に何があるんだろうと背筋がピンと伸び、忘れかけている緊張感が身体にみなぎります。


        昼間も同じ。


        家から自転車で10分。

        昭和時代で止まってしまった下町にある商店街の左右にはいくつものこういう抜け道や路地がたくさんあります。

        この周辺の路地はほんとに狭くて、いかにもという感じなのですが圧迫感どころか色々な景色がある。公園があったり、はたまた芝居小屋があったり。

        そこには確かに人の暮らし、人の呼吸が息づいている。

        だからなんとなくほっとして、ずっとこの路地が続けばいいのになと思えてしまうのです。

        ちなみにこの商店街は物価も優しいのです。

              
              
             
          
              

        冷風が沁みる

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          JUGEMテーマ:日記・一般ハロウィン

          早寝早起きを実践中です。

          相方の都合で早く起きるのに便乗しているだけですが、なかなか気持ちいい。

          何より、時間がたっぷりあることに驚きます。

          7時から2時間の映画や録画していた特番を見ても9時には終わる。

          そのあとまだ昼まで時間があるわけです。

          「今まで時間を無駄に過ごしたなあ」という反省も湧き上がります。


          空いた時間を何に使うか。

          仕事を持っているときは、朝からエンジンバリバリで仕事に取り組めるわけでもないので、
          資料を読み流すなどして序々にテンションを高めていきます。

          仕事のない閑散期は、もっぱら録画していたドキュメント番組などを見て過ごしています。


          時間は作るもんです。
          そいれをひしひし感じております。



          先日、友達と飲みに行ったのはアメリカンなお店。
          この時期の内装は、もちろんハロウィーン。

          店内に入ったとたん出てきたのは、ジャックランタンのズラを被り、白い衣服をまとった
          ひょろりと背の高い男。

          背の高さに加え、その身体の細さと頭の大きさのアンバランスさが絶妙に怖くて
          「ひぃっ」と声を出し引きました。

          「これで表でお客さんに声かけてたんすよ。通りすがりの子供に本気で泣かれました」

          日本でハロウィーンがイマイチ定着しないのは海外のオバケといわれるものに
          日本人が親しみがわかないこと、
          あとホラー映画「スクリーム」のインパクトが原因ではないかと思います。



          そしてかぼちゃは食べるものです。かぶるもんではない。

                
                
               
            
                

          意識が沁みる

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            JUGEMテーマ:日記・一般


            普段あたり前にしてることが、実はすごいことだと気付くのは、

            それができなくなってからというのは悲しいこととつくづく感じます。


            話すこと

            意見をもらうこと

            共感すること

            笑うこと


            意識のない人に語りかけること。


            わかっていても、少しでも反応が欲しくて何回も何回も同じ言葉を繰り返す。


            意識してほしい。
            私らはそうじゃないと生きていけない。




            母の妹の危篤を知ったのは10日。
            その2日後には病院から親族を集めるよう言われて…

            現在。
            意識が回復するまでになりました。


            昭和の女はタダでは倒れないなあ。
            強い。
             

                  
                  

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