クリープハイプ

今まで経験してきた数少ない恋愛を思い起こす。

思い出すなんてのもおこがましいぐらい経験値がないけれども
それでも思い出してみる。



手で顔を覆ってしまったり、
胸の間の奥のほうが、レモンを食べたときみたいにぎゅうっと沁みるような感覚になったり、
ため息を出してみたり、
自分を悔やんでみたり、
あの時に戻りたいなとふと考えてしまったり、
今でもあの人と付き合えるかなあと想像したり、
初めてのときのことを考えてみたり、
気になった瞬間は何だったけっと思い返してみたり、
何で別れたのか考えてみたり。


あやうく本当に記憶から消えるかもしれなかったかのような
あらゆる感情を一気に掘り起こされるCDでした。


好きな曲は「蜜蜂と風呂場」。

仮免許

*ネタバレ注意*


あらゆるところで絶賛され、また色々な方々がレビューを書いていらっしゃるので
このマンガの内容については読んでいなくてもわかっている人も多いはず。

まず読んで驚くのはその壮絶な人生の中身もあるけれども、絵にも驚く。
ヘタウマともいえない、本当に小学生が描いたのかというレベル。
あとがきで彼女自身の精神状態が原因なのだとわかるのですが、
苦しみながらも描くことを選択し、命がけで取り組んでいる。

それでもどこまでもユーモラスで、明るい。
笑い飛ばすようにハイに描ききっている。
良いマンガは、絵なんて関係ないんだなというのを実感できます。

この明るく描けることは、漫画家の卯月さんの才能なんですね。
あとAV女優であり漫画家であり舞台女優である彼女は、
根っからの表現者なんだということ。
これが生きる原動力の1つなのかもしれません。


アダルト業界の伝説の女優でもあった彼女。
何十種類の精神薬を飲みながらも愛する人と毎日を一生懸命生きる。
途中、自殺を図って顔面が壊れ、病院での妄想がとまならなくなる入院生活が続いても、
周囲の人たちに支えられて、とにかく生きる。

生きる。生きる。生きる。
生きることがどんなに大変か、愛することがどれだけ大切か。


シンプルで大切なことをこの本は教えてくれます。

コロッケ 

私の小さいころ「モノマネ四天王」が全盛期でした。
テレビでやってたものまね選手権は必ず見て、大笑いしておりました。
一緒にみていた弟が、そのテレビで決勝でコロッケが負けたときにに、あまりにも悔しかったのかテーブルを足蹴し、そのままテレビ台のガラスにテーブルが突っ込んでしまいガラスが破損。
悔しさとどうしたらいいのかわからなさで弟が大泣きしていたのも、懐かしい思い出です。

ものまねブームのとき「しょせんものまねじゃねーか。芸じゃない」という批評もあったようです。
実は私もそのように考えていたふしがありました。

しかし、それを払拭してくれたのがコロッケです。

似てなくていい。とにかくくだらなくて、おもしろければ。
コロッケの志でもある、このことだけを忠実に行ってきた結果、
見事にエンターテインメントにものまねを昇華させたのは、彼です。

シンプルな伴奏をバックに、あとはひたすらおしゃべりと
ものまねを披露するこのDVD。
ただ笑える。これを提供することがどれほど大変なことか。
尊敬に値します。ほんまに。


目下の目標は、コロッケのステージを観ること。
なかなかチケット取れないんだよなー…。
それと、あのチェ・ゲバラ風のTシャツがほしい(コロッケの顔のやつ)。

愛と誠 

★ネタバレ注意★


この時代設定、そして三池崇史監督の熱いエログロ全開ワールド。
私にはたまらない設定!

原作はかつて読んだことがあるけども、忘れています。
そして西城秀樹主演の映画も観たことはありません。
それでも充分楽しめて、ぐっとくる。


三池監督のエンターテインメントの真骨頂は「徹底したやりすぎ」感。
悪は徹底的に非道、そして善ははずかしくなるぐらいの善。
「善」である愛役の武井咲は本当にそれにぴったり。
「悪」である誠役の妻夫木聡は、ちょっとどうかなーと思う人も多いと思いますが、
男のかわいさを残したあの顔があるからこれまた、この役にぴったりなんだ。

そしてエログロ演出もばっちり。
全身金粉を塗った男女の怪しいダンスシーンに
文化祭の学芸会作品のようなチープだけども、内容は確実にダークな物語…。
寺山修司氏の作品を連想させるような、前衛的で暗黒な本能の世界。


ずっと笑えるけど、最後のシーンではまっすぐで透明な「愛」を誠がみせる。
はかなくて悲しい、そして静かに物語は終わる。
「いいねえ!まったく」と思わず言ってしまった。


冒頭のナレーションで引用されているのは、インド首相ジャワハルラール・ネルーが
娘(後の首相インディラ・ガンディー)へ宛てた手紙が引用されていて、
これが原作の由来であるとされております。非常に深い内容です。
それをかみしめた上で本編を見ると、「なるほどねえ」と納得。
愛は優しさだけではダメなのですね。

梶原氏の世界観を壊すことなく、ここまでエンターテインメントに仕上げた
三池監督。おもろい人です。

家族ゲーム

★ネタバレ注意★


出来る兄を持つ弟。
弟はクラスでびりっけつ。いつもいじめられている。
弟の受験を控えて、じわじわせっつく父。それをなだめつつ、優しく見守る母。
ありがちな設定のホームドラマを、見たこともないような斬新な作品に仕上げた原因は
どこにあるのか。


全てのカットが遠くから、他人事のようにまさに「淡々と」映し出しているカメラアングルが
私の中では非常に印象に強く残っています。
それを象徴しているのが、画面に向かって横一列に並ぶ食卓風景。
家族もお互いを横目で見て、他人のように接し、話す。
そこに家庭教師が加わり、さらに異様な雰囲気が湧き上がってくる。

さらに光る家庭教師役の故・松田優作の演技。
何者かわからない、得体の知れない、不思議な人物。
不気味だけど憎めない、影のある存在感。

この家庭教師が入ることで、家族がなぜか活き活きとしてくる。
ぬり絵のように、色が入ってくるという感じかな。
そしてラストの食卓のシーンの壊れっぷり。見事。


このカメラワークと彼の演技がうまく絡んで、
見たこともないような映画が生まれたのではないかと考えます。



嵐の櫻井翔がこの家庭教師役に挑むとか。
もう別物の作品と考えてみるのが正しいんでしょうね…。


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